安徽料理（徽菜）

「上海料理は甘すぎで、広東料理はさっぱりすぎで、四川料理は辛すぎで、ちょうど良い味の料理は安徽合肥にあり！」

一杯の文化を食して、一州の風情を味わう

　合肥は、長江・淮河の間に雄拠して、南北の趣を兼容し   

　安徽料理は、中国八大料理に立ちて、独り文化の深みを顕わす

　安徽料理を食し、伝統を食し、特色を食し、趣を食す

東北料理は強烈で、合肥は、古くから「江南の筆頭、科学・教育の基地」との美称を有し、しかも「美食の都」としても著名です。中国南北東西の交差点に位置し、温暖気候と亜熱帯の境目にあり、その特殊な地理的条件と自然気候が趣ある独特な食材・物産をもたらしました。

合肥の料理は、南北の味を融合することで独自の道を切り開きました。特色ある美食は、北方の料理のように塩辛くなく、南方の料理のように甘くもなく、甘さと塩っぽさがほど良く、口にしやすい味と言えます。

合肥の点心と料理は、八大料理の一つである安徽料理の重要な一部で、自然の味を大切にし、自然そのものを味わい、美食で味覚を満足させるだけでなく、文化を食すことで人心にまで浸透する深みがあります。安徽料理の水準の高さを象徴するのが「李鴻章の寄せ煮」、「包公魚」等のメニューで、歴史文化の色彩に富んでおり、味わいが尽きません。